営業が得意な人がサイト更新を続ける方法

書けないのではなく、書く作業が向いていないだけ

話すのは得意なのに、書くとなると手が止まる。それは適性の違いであって、直すところではありません。

Webで読まれる記事に必要なのは、文章力ではありません。読み手が見ているのは、書いた人の技術ではなく、何が書いてあるかです。そして「実際のところどうなのか」を一番持っているのは、現場に出ている人です。足りないのは、それを文字にする作業だけ。だったら、そこだけ外せばいい。これがもしデジの出発点です。

話すのは得意なのに、なぜ書けないのか?

適性が違うから、職種が分かれている

デスクでパソコンに向かい、書き出せずに手が止まっている日本人の経営者

当然だと思います。十年、二十年と営業をしてきた人が、同じ年数を文章に使ってきた人と同じように書けるわけがない。

営業の現場でやってきたのは、相手の反応を見ながら話を組み替えることです。言葉を選ぶ速度も、間の取り方も、そこで鍛えられている。一方、文章は相手の顔が見えない状態で、一人で組み立てる作業です。使う筋肉がまったく違います。

適性が違うから職種が分かれているわけで、そこは伸ばすところではありません。20年営業をしてきた事実は、文章が書けないことの言い訳ではなく、別の資産を20年積み上げてきたという事実です。

Webで読まれる記事に、文章力は必要か?

スマートフォンで記事を読み比べている日本人のビジネスパーソン

ここに、ひとつ誤解があります。

きれいな文章で中身のない記事と、多少ぎこちなくても具体的な記事。選ばれるのは後者です。検索してたどり着いた人が知りたいのは、実際のところどうなのかであって、表現の巧みさではありません。

20年ホームページを作ってきて、これははっきり言えます。文章がうまいから問い合わせが増えた、という事例に出会ったことがありません。増えたサイトはいつも、書いてあることが具体的でした。いくらかかったか、何日かかったか、断られたときに何と言われたか。そういうものが入っている記事だけが読まれていました。

現場に出ている人が持っているものは何か?

商談を終えて名刺を手にしている日本人の経営者

断られた理由。何度も聞かれる同じ質問。刺さった一言。値段を聞かれるタイミング。

調べても出てこない話を、毎日、直接受け取っている。これは検索でも生成AIでも手に入らないものです。書籍にも載っていない。同業他社のサイトにも載っていない。その人の商談の中にしか存在しません。

ところが、それがWebには一文字も出ていない。

セミナーで話している内容も、商談で説明している内容も、そのまま記事になります。相手に伝わった説明は、読み手にも伝わります。材料はもう揃っている。

書けないのではなく、何が向いていないのか?

向かい合って話を聞き取っている二人の日本人ビジネスパーソン

整理すると、こうなります。

持っているもの足りないもの
現場でしか手に入らない中身(断られた理由・刺さった一言・実際の数字)それを文字にする作業
相手に伝わる説明の組み立て一人で机に向かう時間
毎日更新される新しい素材更新を続ける仕組み

足りないのは右側だけです。そして右側は、本人がやらなければならない理由がありません。

つまり、書けないのではありません。中身はもう持っていて、それを文字にする作業だけが向いていない。

だったら、そこだけ外せばいい。

なんで苦手な記事作成ができるようになるの?