もしデジ|もし営業に強い経営者がデジタルマーケティングにも強くなったら 話すだけで、発信がつづく。
もしデジとは 料金
コラム
ホームページからの集客セミナー・ウェビナーの集客書くことがない・続かない問い合わせが増えない
よくある質問 運営者 お問い合わせ
もしデジ > 問い合わせが増えない > リンクが多いと問い合わせが減る理由|判断の回数で動線を絞る

リンクが多いと問い合わせが減る理由|判断の回数で動線を絞る

ページを削る前に、判断箇所を数えて動線を1つにする

本記事は、ホームページ制作とWeb運用に20年携わってきた私自身の実体験と、そのなかでよく受ける「1ページと複数ページのどちらが問い合わせにつながるか」という質問に答える形で整理した考え方をもとに書いています。数値による実測ではなく、動線設計の考え方としてお読みください。

この記事の要点

リンクやページが多いほど、訪問者は「次にどこを見るか」を自分で決める回数が増えます。候補になるページが5ページあれば、どれを見るかという判断がそのつど発生し、判断が積み重なるほど成約率は落ちると考えています。削る基準はページ数そのものではなく、問い合わせに至るまでに訪問者が判断する箇所の数です。数えて、1つの動線・1つのボタンに集約します。

公開日 2026-10-31

ノートに書かれたサイト構成図の上で、複数の矢印が1つの枠に集約されている様子

リンクが多いサイトで問い合わせが減るのはなぜ?

リンクが多いと、訪問者が「次にどこを見るか」を自分で決める回数が増えるからです。候補になるページが5ページあった場合、どのページを見るかという判断がそのつど発生し、その判断が積み重なれば積み重なるほど成約率は落ちると考えています。減るのはアクセスではなく、最後まで動線を辿りきる人の割合です。

リンクが多いこと自体が悪いわけではありません。問題は、リンクの数だけ訪問者に「選ばせている」という構造にあります。訪問者はページを開いたあと、書かれている内容を読むかどうかの前に、まず「どこを見るか」を決めなければなりません。その決定を何度も求めるほど、途中で離れる人が出ると考えています。

そのため私は、ページ数を増やせば問い合わせが増える、という関係にはないと考えています。たとえばトップページから入った人が「サービス」「実績」「会社案内」「料金」「よくある質問」のどれに進むかを自分で決めなければならない構成では、その時点で判断が1回発生しています。

判断が増えると起きていること

  • どのページを見るか決める(1回目の判断)
  • そのページを読み切るか、別のページに移るか決める(2回目の判断)
  • 問い合わせるか、もう少し調べるか決める(3回目の判断)

本来、サイト側が答えを出しておける1回目と2回目を訪問者に任せているぶん、肝心の3回目にたどり着く人が減る。これが私の基本的な見方です。削る対象を考えるときは、ページの見た目や情報量ではなく、この判断の発生箇所から見ていくことになります。

サイト内の「判断の回数」はどうやって数える?

トップページ(または記事の流入先)から問い合わせ完了までを1本の線として書き出し、その線の上で訪問者が選択を迫られる箇所を数えます。クリック先の選択肢が2つ以上ある場所は、すべて1回の判断としてカウントします。数えてみると、想定より多くの判断が挟まっていることがあります。

数え方は単純です。訪問者が通る順にページを並べ、各ページで「次に進む選択肢がいくつあるか」を書き出します。グローバルナビゲーション、サイドバーの関連リンク、記事末尾の関連記事、バナー、フッターのリンクも、その場で選択肢として見えているなら判断箇所です。

数える手順

  1. 流入するページを決める(トップページ、または記事ページ)
  2. 問い合わせ完了までの理想の経路を1本だけ書く
  3. 経路上の各ページで、次に進める選択肢の数を書き出す
  4. 選択肢が2つ以上ある箇所に印をつける
  5. 印のついた箇所のうち、サイト側が答えを決められるものを消していく

この作業の目的は、ページを何ページまで減らすかを決めることではありません。「どこで訪問者に考えさせているか」を可視化することです。候補になるページが5ページあって、そのどれを見るかを訪問者が決めている状態なら、そこは1つに絞れる余地があります。

印をつけた箇所のうち、残すべきなのは「訪問者にしか決められない判断」だけだと考えています。たとえば、法人なのか個人なのかで案内する内容がまったく変わるなら、その分岐は残す理由があります。一方で、実績を先に見るか料金を先に見るかは、サイト側が順番を決めてしまえる判断です。

デスクでノートパソコンの画面を見ながら考え込む日本人の経営者

どのリンクを削って、どれを残せばいい?

考え方としては「問い合わせへ向かわないリンク」と「サイト側が順番を決められるリンク」が削る候補、「訪問者の条件によって案内内容が変わる分岐」と「問い合わせへ向かう1つのボタン」が残す対象になります。リンクを消すのではなく、同じページの中に順番に並べ直すという置き換えで解決できる場合もあります。

以下は、私が整理の出発点として使っている一般的な目安です。サイトごとに事情は違うので、そのまま当てはめるものではなく「判断の回数を減らす」という原則に照らして考えるための叩き台として見てください。

リンクの種類一般的な扱い置き換え方の例
実績・事例へのリンク削る候補1ページの中に数点だけ並べ、詳細は見たい人だけが開く形にする
会社案内へのリンク削る候補信頼に必要な要素(所在地・代表者・連絡先)を同じページ内に書く
関連記事・おすすめ記事削る候補問い合わせ前の位置からは外し、読み終わった後の位置に移す
対象者による分岐残す案内内容が変わるなら残す。変わらないなら1つにまとめる
問い合わせボタン残す(1つに集約)向かう先を1つに揃え、種類の違うボタンを並べない

削るのではなく「並べ直す」

リンクを消すと情報が足りなくなるのではないか、という懸念はよく聞きます。別ページに逃がしていた情報を同じページの中に順番に並べ直せば、情報量そのものは減りません。減るのは、訪問者が「そのページに行くかどうか」を決める回数だけです。

なかでも見直す価値があると考えているのは、問い合わせボタンです。「無料相談」「お問い合わせ」「資料請求」「まずはご相談ください」が並んでいると、問い合わせようと決めた人がもう一度どれを押すか考えることになります。最後の一歩で判断を増やさない。ここが、1つの動線・1つのボタンに集約するという考え方の核心です。

1ページと複数ページ、どちらが判断を減らせる?

扱う商材とターゲットの幅で変わります。ターゲットが1つに強く絞られていてメッセージも1つなら、ページ遷移やリンクを辿ってもらう必要はないと考えています。一方、検索で見つけてもらう段階では、そこそこのコンテンツ量のページを複数ページ持っているほうがよいと考えています。

目的を分けると整理しやすくなります。アクセスを集めたい段階は複数ページ、アクセスは十分に取れていてあとは成約率だけ、という段階なら1ページのみの構成のほうが成約率は高いと考えています。これは実測値ではなく、判断の回数という観点からの考え方です。

具体例で言うと、ホームページ制作を幅広く手がけている事業者はユーザーのパターンが複数あるため複数ページ、建設業向けのホームページ制作に絞っている会社は伝えるメッセージが1つなので1ページが向く、という分け方になります。1ページ/複数ページの判断基準そのものについては、別記事「ホームページは1ページか複数ページか|目的で変わる構成の判断基準」で詳しく整理しています。

記事を増やしても、出口は1つにできる

記事を増やす目的と、問い合わせを増やす目的は、別々に設計できます。私が見ている範囲では、コラム記事の本文中に貼ったリンクをクリックすると1ページのみのランディングページに飛び、そこで成約させるという「記事LP」の作りが出始めています。

私は個人的に、このLPにあたる部分をトップページに持ってきてしまえばいいのではないかと考えています。トップページは指名検索や名刺からの直接訪問でも最初に見られる場所だからです。この集約の進め方は、別記事「アクセスが動き出したら、トップページだけをLPのように直す」で扱っています。

どの形を選ぶにしても、記事から出る道は1本に揃える、という原則は共通です。本文中に関連記事リンクをいくつも並べれば、せっかく集約した動線がまた分岐します。

成約率の高いページはどうやって見つける?

トップページそのものでABテストをするのは実務上やりづらいため、広告の遷移先や別の深いURLでテストを行い、最も反応率の高かったページを最終的にトップページに採用する、という順番が取りやすい方法だと考えています。テストの場とトップページを分けることで、本番の表示を壊さずに比較できます。

トップページは、検索からの流入も、名刺や紹介からの直接訪問も受けています。そこを頻繁に差し替えて比較すると、指名検索で来た人に不安定な状態を見せることになり、比較の条件も揃いません。

テストの場所を分ける

  • 広告の遷移先ページでパターンを比較する
  • 公開はしているが導線を張っていない深いURLで比較する
  • 反応率が高かったパターンの構成を、あらためてトップページに反映する

比較するのは、デザインの好みではなく「判断を減らした構成かどうか」です。ボタンの向かう先を1つにしたパターン、分岐を入口の1回だけにしたパターン、情報を1ページに並べ直したパターンを用意し、反応率を見ます。

なお、検索からの流入そのものが少ない段階では、テストをしても比較できるだけの件数が集まりません。アクセスが十分に取れていて、あとは成約率だけという状態になってから着手するほうが、判断を誤らずに済むと考えています。ページを削るか増やすかで迷っている段階なら、まず判断箇所を数えるところから始めるのが現実的です。

よくある質問

リンクを減らすと、検索で見つけてもらえなくなりませんか?

検索で見つけてもらう段階では、そこそこのコンテンツ量のページを複数ページ持っているほうがよいと考えています。減らす対象は記事やページの数ではなく、問い合わせまでの経路上で訪問者が選択を迫られる箇所です。記事を増やしつつ、記事から向かう先を1ページに集約すれば両立できます。

問い合わせボタンは1ページに何個まで置いていいですか?

個数よりも、向かう先と種類を揃えることが重要だと考えています。「無料相談」「資料請求」「お問い合わせ」のように種類の違うボタンが並ぶと、問い合わせようと決めた人がもう一度どれを押すか考えることになります。同じ文言・同じ遷移先のボタンを長いページの途中に複数回置くのは、判断を増やしません。

1ページ構成と複数ページ構成、どちらを選べばいいですか?

扱っている商材とターゲットの幅で変わります。ターゲットが1つに強く絞られていてメッセージも1つなら、ページ遷移を挟む理由がないため1ページが向きます。商材やユーザーのパターンが複数あるなら、パターンごとのページを持てる複数ページが向きます。

グローバルナビゲーションは消したほうがいいですか?

一律に消す必要はないと考えています。判断箇所として数えたうえで、残す意味があるかを個別に見ます。訪問者の条件によって案内内容が変わる分岐は残し、見る順番をサイト側で決められるものは、同じページの中に順番に並べ直すほうが判断は減ります。

関連記事

ファーストビューの動画は10〜15メガが限界|読み込みと離脱
ホームページのトップに動画は必要か|使う・使わないの判断基準
届かない問い合わせを後から追う|送信内容をデータベースに残す

記事が積み上がる仕組みを見るお問い合わせはこちら

← 問い合わせが増えないへ戻る

話すだけで、なぜうまくいくのか

月に一度、話すだけ。それがどう記事になり、どう問い合わせにつながるのか。
仕組みの中身と、いまのサイトの状態に合わせた進め方をご説明します。

話を聞いてみる LINEで相談する
もしデジとは 営業が得意な人がサイト更新を続ける方法 料金・プラン 運営者・会社情報 お問い合わせ

ホームページからの集客 セミナー・ウェビナーの集客 書くことがない・続かない 問い合わせが増えない コラム

よくある質問 サイトマップ 個人情報保護方針 特定商取引法に基づく表記 ノルツ株式会社

© もしデジ